Tuesday 27 October 2015

【各国ちょこっと紹介】アメリカ~アメリカンフード編~

アメリカでの食事と言われれば、肥満大国を支えるにふさわしい・・と言っては失礼かもしれませんが、マクドナルドなどのファストフードに代表される高カロリーで身体に悪い『アメリカンフード』を思い浮かべる人が多いはず・・・


アメリカのコメディ専門チャンネル『コメディセントラル』で放送されている時事ニュースを扱うコメディ番組『ザ・デイリー・ショー』のアメリカンフードをテーマにしている回で取り上げられたTVCM・ニュースを一緒に見ていきましょう!(英語字幕が設定出来ますので、是非字幕有り/無しで見てみてくださいね)


Comedy Centralより”The Daily show -The snacks of life”



☆アメリカでピザ・ハット、ドミノピザに次ぐ3番目のピザチェーン 『Little Caesars』

その新作のディープディッシュピザは日本人が思い浮かべる薄い生地のピザではなく、ピザ生地部分が分厚いピザのことなのですが、そのトッピングが・・

『Topped with Peperoni and Bacon (ぺパロ二とベーコンがトッピングされ)

and Wrapped in over THREE AND A HALF FEET OF BACON
(3.5フィート(約1メートル)のベーコンで包まれた・・・)』


・・・!?


ただでさえ分厚いピザ生地でボリューム満点なのに加えて、1メートルのベーコンのおまけ付き!

おまけなのにカロリー高すぎません?




☆ボリューム満点の食べ放題が人気のファミリーレストラン 『golden corral』


大人2人分の食べ放題を注文すると、
『How about SIX FREE YEAST ROLLS to take home!
(ロールパン6つを持ち帰り何てどうだい!)』

ということは1人につき3つも・・

・・って食べ放題だけではお腹いっぱいにならないんですかね?



☆イタリアンのファミリーレストラン『Olive garden』

Buy one, take one!
(一品注文して、一品持ち帰り) 』




つまりは、

『Go for dinner tonight and take home second entree for later
(今夜はディナーに出かけて、家に帰ってからの2回目のディナーをお持ち帰り!)』

※ここで言う、『entree』はイギリス・フランスでは『前菜』ですが、アメリカでは『メイン料理』を指します。

これを見て司会者も、

『Later?
(後でだって?)

You went there for dinner!
(夕食に出かけたばっかだろう!)

Are you worried you will get lightheaded unless you have a spare dinner for the ride home?』
(帰宅までの間にスペアのディナーが無いと、空腹でフラフラしちゃうとでも思っているのかい?)


どんだけOlive gardenは家から遠いんだよってツッコミを入れたくなってしまいますが、
Olive gardenはStarbucksと同じくらい数の多いチェーン店・・

つまり、

『You can choose the one close to you! And isn't such a far drive that you need a second dinner!
(家から近い店を選べば良いんだよ!そしたら2回目の夕食が必要な距離を運転しなくてすむだろう!』


ごもっとも(笑)



☆アメリカンフードと言えば、McDonald

マクドナルドは健康志向には目もくれず、わが道を行くぞ!と宣言するようなCMが登場。


『All vegetarians, foodies and Gastronomes kindly avert your eyes.
(ベジタリアン、グルメの方々はご覧にならないことをおすすめします。 』

そしてビックマックが登場し、

『You can get juiciness from soya or quinoa
(大豆やキヌアはこんなにジューシーじゃないでしょう)』

『This is not Greek yogurt, nor will that ever be kale!
(ビックマックのソースがどアップになって)これはグリークヨーグルトじゃないよ!
(レタスがアップになって)ケールでもないんだから!』






と、健康志向の人が大好きな大豆、キヌア、グリークヨーグルト、ケールに宣戦布告するような強気なCMだったのですが、その後、このCMでの強気な態度はどこへ行ってしまったのか・・



マクドナルドがケールをメニューに加え、健康志向にシフトチェンジしていく事がニュースになり・・

『The US restaurants will stop selling chicken raised with antibiotics over the next two years.
(アメリカの店舗では今後2年間抗生物質入りの飼料で育てられた鶏肉(加工品)の販売を停止します)』と宣言。

これを受け、司会者は、

『I'll miss treating my ear infections with Buffalo Ranch McChicken,
(ああ・・・バッファローランチマックチキンで中(外)耳炎の治療が出来なくなっちゃうよ~』

治療中の画がこれ・・・(笑)





☆日本からは撤退してしまいましたが、アメリカではどこにでもある『Dunkin' Donuts』


『Dunkin' Donuts eliminating the chemical used to give the powdered doughnuts that bright white look.
(ダンキンドーナッツは”粉をふりかけられた”ドーナッツをはっきり白く見せていた化学製品の使用を中止しました・・』





これを受け司会者は、

『I thought the thing that gave those donuts the bright white look was the powdered sugar!
ドーナッツが白かったのは粉砂糖じゃなかったのかい!』


粉砂糖だと思ってました・・・じゃなかったら何なの(恐怖)?!


☆『Singles』 from 『Kraft』

一目では、スライスチーズに見えるこの商品、しかし、『cheese』ではないのです。
アメリカではチーズという商品名を使うには、商品に少なくとも51%のチーズが含まれていることが必要。

しかし、『Singles』はその条件に該当しないため、、
『Pasteurized Processed Cheese Products(低温殺菌されたチーズ加工製品) 』。



チーズの外見も味もするのにその半分はチーズじゃないなら一体何が入ってるの?!


と消費者は不安になりますよね・・


しかし、この商品、Academy of Nutrition and Dietetics (日本で言う栄養士の団体)から
『KIDS eat right』という子供におすすめの食品としてお墨付きをもらったのです。。。





商品の50%がわけの分からないものから出来ている商品がどうして健康食品として推奨されるわけ?!

と誰しもがビックリしてしまうのですが、


それもそのはず・・
Kraftはこの団体を金銭的に援助しているそうで、その見返りに・・・という事でしょうか?




アメリカへ留学等で滞在予定の方は、アメリカの食文化をエンジョイし過ぎない方が良いかも知れないです(笑)。















Thursday 15 October 2015

”Americans Respond to Questions from Brits”~イギリス人からの質問にアメリカ人がお答え!~

今回は、Buzzfeedよりイギリス人がアメリカ人に対して抱く(ちょっと失礼な)疑問にアメリカ人が答えている動画の中の一部を一緒に見ていきましょう!

Buzzfeedの動画は面白い物が多く、英語字幕を付けることが出来るので、楽しみながら生きた英語に触れるのにおススメですよ!



(Buzzfeedblue, Americans Respond to questions from Brits, https://youtu.be/NTUKn9gH7FE)

”What is your obsession with your red cups
(どうしてそんなに赤カップ(プラスチックカップ)を使うの)?”

赤カップ=アメリカのどこのスーパーにも売られているプラスチックカップ(たまたま赤色が多い)の事。

アメリカ人からの回答は?
”I'm obsessed with not washing dishes.(皿洗いなんて絶対したくないからさ!)”

予想通りですかね・・
プラスチックカップなので、使い捨てちゃえば、皿洗いしなくていいじゃん!って事です。。

古い物を大事にするイメージのあるイギリス人が大量生産消費のイメージのあるアメリカ人を皮肉ってますね。


そこでアメリカ人から逆質問:
”And what is your obsession with your tea kettles and crumpets? 
(イギリス人こそ、紅茶(のポット)とクランペットを何でそんなに好きなのさ?)”

ここで言われているクランペットとは小麦粉とイーストから出来たパンケーキ。発祥はイングランドで、多くのスーパーで売られていて、温めてバターを塗ったりシロップをかけて食べます。

(参照:wikipedia)

逆質問がイマイチ的を得ていないので、ここはイギリス人の質問の方がアメリカ社会の問題を皮肉って質問しているので、イギリスに一勝ですかね。



”Why are you so bad at geography?
(何で地理がそんなに苦手なの?)

これはアメリカ人のイメージとしてありますよね。。

実際に半数以上のアメリカ人がアメリカ国内から一歩も外へ出たことはなく、パスポートすら持っていない人が全人口の3分の1というアメリカ・・

アメリカ自体がとっても大きいので、旅行だってアメリカ国内で充分!海外のことなんて知らなくていいじゃんと思っている人が多いのが原因なのか・・・

興味のある方はこちらのdailymailの記事をチェックしてみてください。
http://www.dailymail.co.uk/femail/article-2329298/More-half-Americans-NEVER-traveled-outside-country--passport.html



アメリカ人からの回答は?
”Why are you guys so good at stereotyping?
(何であなたたちはそんなにステレオタイプでものを見るのが上手なの?)”

これは良い回答の仕方ですね!
思いっきり皮肉を込め、「あなた達ってステレオタイプでしか物事を考えられないの?」って非難してますね。

まあイギリスはイギリス連邦が世界中にあって、EUの一国で地理的にも外国に行きやすいですし、国際的な視野が育ちやすい環境にあるのかもしれないですね。。

その後に、イギリス人が
”Why do you view Europe as a single country? 
(なんでアメリカ人はヨーロッパを一つの国としてまとめちゃうんだ?)”との質問に対して、

アメリカ人は 
”Is it not a single country? (えっ!一つの国じゃないの?)”
と回答(笑)。


アメリカからしてみれば、ほとんどの国が小さ過ぎちゃうのかもしれないですね(笑)




”Why do you guys make everything so big?”
(何でアメリカは全ての物がそんなに大きいの?)

アメリカ人からの回答は?
”I think your perception of big is completely screwed.
(あなたたちの”大きい”の認識が狂ってるわ!)”
と一蹴。。

そんなアメリカ人からしてみれば、イギリスのビッグベンも・・
”It was medium Ben at best.
(せいぜいメディアムベンってところね!)”

これはイギリス人怒っちゃうかもしれません笑。





これからはイギリス英語とアメリカ英語の違いからくる対決。。

”Why do you call the wrong things biscuits and gravy?
(何でアメリカ人は間違ったものをビスケットとグレービーと呼ぶの?)”

イギリス人にとって、Biscuitsとはクッキーを指します。
そしてGravyはグレービーソースを指し、元々は料理の最中に出る肉汁をもとに作られた茶色いソースを指します。

(参照:wikipedia)



しかし、アメリカ人にとってBiscuits and gravyはこれ。
(参照:wikipedia)

ビスケットはケンタッキーフライドチキンでよく見るあのビスケットの事で、ここで言うグレービーはホワイトソースベースにソーセージやベーコンが入ったもののこと。

確かに違う。。色も違う。。並べてみても違う・・・

BiscuitsAmerican&British.png
(参照:wikipedia)

アメリカ人の回答は?
”Have you ever stopped to think that maybe you guys are wrong?
(もしかしてあなたたちの方が間違ってるかもって考えたことないの?)”


Biscuits and gravyをイギリス人に食べてもらった動画はこちらから。



(Buzzfeedvideo, British People try biscuits and gravy, https://youtu.be/qIvQs1F3i2U)



加えてアメリカ人からの逆質問。
”Why do you call fries chips?
(何でfry(アメリカ英語でのフライドポテト)をチップスって言うの?)”

”It's fried potatoes, not chip potato.
(フライドポテトは揚げた(fried)ポテトで、チップポテトじゃないだろ)”

・・・まあ、ややこしいですね。。違うものはしょうがないじゃんっという気がしてしまいますが。。


そして最後は・・

”Why do you have massive gaps in the doors of your toilet cubicle?
(トイレの個室のドアはどうして隙間があるんだ?)”

アメリカ人からの回答は?
”Because we are not afraid to show off what we got.
(それは自分の持っているものが見られるのを気にしないからさ!)”

そうなんですかね?アメリカ人でもドアの隙間が嫌だと思っている人はいると思いますが(笑)・・
まあ、アメリカ人らしい答え方のような気もしますね。

いかがでしたか?イギリスとアメリカがお互いをどう見ているのかってちょっと面白いですよね!動画もチェックしてリスニングしてみてくださいね!












Monday 5 October 2015

【各国ちょこっと紹介】イギリス~お家編~

BBCアメリカによるアメリカ英語でイギリス文化を紹介する『Anglophenia』をご存知ですか?
視聴者は主にアメリカ人を対象にしているようですが、
イギリス文化が分かりやすく、そして面白く紹介されているので、誰でも楽しめる内容になっています。

今回は、イギリスの一般的なお家について紹介しているビデオをピックアップし、解説していきま
す。
(BBC America, Anglophenia, 

Confusing Things About British Homes - Anglophenia Ep 28, https://youtu.be/ATjMxH3-e4Y)





☆KITCHEN~キッチン~

イギリスの住宅事情と同じく、キッチンも日本と同様やはりコンパクト。
その上、ドラム式の洗濯機がキッチンに置かれているのが一般的なので、結構窮屈です。。

(参照:BBC America, Anglophenia, 

 Confusing Things About British Homes - Anglophenia Ep 28)

その理由としては、お風呂場にコンセントが無い事が一つのようです。。
そして厄介なのが、洗濯にかかる時間・・日本のように時短の設定が出来るものもありますが(それでも1時間強はかかります。)、通常2時間かかるそう。

☆THE BATHROOM~お風呂場~

そしてお風呂場の明かりはコード式になっていて、コードを引っ張ってスイッチをオンオフするようになっています。
塗れた手でスイッチに触れないよう注意が必要なようです。

(参照:BBC America, Anglophenia, 

 Confusing Things About British Homes - Anglophenia Ep 28)


イギリスは住居同様、電気関連も古い場合が多いので、感電事故を防ぐには水回りは注意が必要なようです。
お風呂場にコンセントが無いのもその理由。



お風呂場で唯一見つかるコンセントが、電気シェーバー用のコンセント、電灯と一体型になっているものが多いです。


☆THE LOO~トイレ編~

ビデオでも解説していますが、アメリカでは一般的にbathroomはトイレのことを指しますが、イギリスではtoilet, lavatory, loo, ladies or gentsと一般的に呼ばれます。

お風呂(bathroom)を案内したKateさんは、不思議そうな顔の来客者の顔を見て、
「Oh you need to spend a penny!(ああ!あなたトイレが使いたかったのね!)」
と言います。

そうだったのです。アメリカ人の来客者がbathroomとしてイメージしていたのはトイレだったのです。

それはビクトリア朝時代にトイレが家の外から中へ移されたのですが、その後トイレ用に引かれていた水の余りを利用してお風呂も併設されたことから、トイレとお風呂は総じてbathroomと呼ばれる場合が多かったので、Kateさんが混合してしまったのです。

ここで使わているイギリス英語のイディオムで『spend a penny』があります。
直訳すると、『1ペニーを使う』ですが、これはイギリスの公衆トイレを使用する場合、入るのにコインを入れる場合が多く、『(公衆トイレに入るために)1ペニーを使う』=『トイレに行く』という意味で使われます。
しかしながら、現在は1ペニー(約2円)で使えるトイレなどなく、バス停などの公衆トイレでは30ペニー(約60円)が必要です。。


トイレと同じ部屋にbasin(洗面台)が付いている場合が多く、蛇口も湯・冷水の二つに分かれている場合が多いです。


(参照:BBC America, Anglophenia, 

 Confusing Things About British Homes - Anglophenia Ep 28)

その理由として、湯・冷水は別々のタンクに入っており、お湯のタンクが雑菌等で汚染されやすいことが挙げられます。ですので、新鮮な冷水と汚染されがちなお湯のタンクを別々にしたことから蛇口も二つに分けられたという名残があります。

現在では、冷水、湯のタンクが分けられることも無くなり、蛇口も日本と同様に一つで十分なのですが、昔の名残からか、二つの蛇口に愛着を感じてあえて二つ設置する人も多いそうです。


しかし、面倒なのはお湯・冷水が分かれているのにどうやって『ぬるま湯』を得るか・・
そう。。蛇口を両方ひねり、自分の手の中で、交互にお湯・冷水を汲むか、洗面器に溜めてから使うかしかないのです。。

問題は、蛇口から出てくるお湯が非常に熱い事・・やけどにしないように注意が必要です。


☆PLUGS AND SOCKETS~コンセント編~

日本とは違う型(BFタイプ)になり電圧も異なるので、日本の電化製品を使う場合はadapter=変換器(変圧器)が必要です。
そしてコンセントにもオン・オフのスイッチがついているのが特徴。日本では節電目的で導入されてきていますが、イギリスでは電気関連の事故を防ぐために、こまめにスイッチをオン・オフにするという習慣があるそうです。




☆AIRCONDITIONING~エアコン編~

エアコンはほとんどの家にはありません。。暑ければ、窓を開けるのみ。日本は左右にスライドする窓が多いですが、イギリスでは上下にスライドもしくはドアのように開閉式のものが一般的です。

(参照:BBC America, Anglophenia, 

 Confusing Things About British Homes - Anglophenia Ep 28)



そして日本とは違い、網戸が付いていないので、窓を開き過ぎないよう注意が必要です。虫が入ってくるのはもちろん、鳩が入ってきたりしたら困りますしね笑。


いかがでしたか?イギリスへ旅行・留学をされる方は是非参考にしてくださいね。
そして感電、熱湯にはくれぐれもご注意を!