Monday 5 October 2015

【各国ちょこっと紹介】イギリス~お家編~

BBCアメリカによるアメリカ英語でイギリス文化を紹介する『Anglophenia』をご存知ですか?
視聴者は主にアメリカ人を対象にしているようですが、
イギリス文化が分かりやすく、そして面白く紹介されているので、誰でも楽しめる内容になっています。

今回は、イギリスの一般的なお家について紹介しているビデオをピックアップし、解説していきま
す。
(BBC America, Anglophenia, 

Confusing Things About British Homes - Anglophenia Ep 28, https://youtu.be/ATjMxH3-e4Y)





☆KITCHEN~キッチン~

イギリスの住宅事情と同じく、キッチンも日本と同様やはりコンパクト。
その上、ドラム式の洗濯機がキッチンに置かれているのが一般的なので、結構窮屈です。。

(参照:BBC America, Anglophenia, 

 Confusing Things About British Homes - Anglophenia Ep 28)

その理由としては、お風呂場にコンセントが無い事が一つのようです。。
そして厄介なのが、洗濯にかかる時間・・日本のように時短の設定が出来るものもありますが(それでも1時間強はかかります。)、通常2時間かかるそう。

☆THE BATHROOM~お風呂場~

そしてお風呂場の明かりはコード式になっていて、コードを引っ張ってスイッチをオンオフするようになっています。
塗れた手でスイッチに触れないよう注意が必要なようです。

(参照:BBC America, Anglophenia, 

 Confusing Things About British Homes - Anglophenia Ep 28)


イギリスは住居同様、電気関連も古い場合が多いので、感電事故を防ぐには水回りは注意が必要なようです。
お風呂場にコンセントが無いのもその理由。



お風呂場で唯一見つかるコンセントが、電気シェーバー用のコンセント、電灯と一体型になっているものが多いです。


☆THE LOO~トイレ編~

ビデオでも解説していますが、アメリカでは一般的にbathroomはトイレのことを指しますが、イギリスではtoilet, lavatory, loo, ladies or gentsと一般的に呼ばれます。

お風呂(bathroom)を案内したKateさんは、不思議そうな顔の来客者の顔を見て、
「Oh you need to spend a penny!(ああ!あなたトイレが使いたかったのね!)」
と言います。

そうだったのです。アメリカ人の来客者がbathroomとしてイメージしていたのはトイレだったのです。

それはビクトリア朝時代にトイレが家の外から中へ移されたのですが、その後トイレ用に引かれていた水の余りを利用してお風呂も併設されたことから、トイレとお風呂は総じてbathroomと呼ばれる場合が多かったので、Kateさんが混合してしまったのです。

ここで使わているイギリス英語のイディオムで『spend a penny』があります。
直訳すると、『1ペニーを使う』ですが、これはイギリスの公衆トイレを使用する場合、入るのにコインを入れる場合が多く、『(公衆トイレに入るために)1ペニーを使う』=『トイレに行く』という意味で使われます。
しかしながら、現在は1ペニー(約2円)で使えるトイレなどなく、バス停などの公衆トイレでは30ペニー(約60円)が必要です。。


トイレと同じ部屋にbasin(洗面台)が付いている場合が多く、蛇口も湯・冷水の二つに分かれている場合が多いです。


(参照:BBC America, Anglophenia, 

 Confusing Things About British Homes - Anglophenia Ep 28)

その理由として、湯・冷水は別々のタンクに入っており、お湯のタンクが雑菌等で汚染されやすいことが挙げられます。ですので、新鮮な冷水と汚染されがちなお湯のタンクを別々にしたことから蛇口も二つに分けられたという名残があります。

現在では、冷水、湯のタンクが分けられることも無くなり、蛇口も日本と同様に一つで十分なのですが、昔の名残からか、二つの蛇口に愛着を感じてあえて二つ設置する人も多いそうです。


しかし、面倒なのはお湯・冷水が分かれているのにどうやって『ぬるま湯』を得るか・・
そう。。蛇口を両方ひねり、自分の手の中で、交互にお湯・冷水を汲むか、洗面器に溜めてから使うかしかないのです。。

問題は、蛇口から出てくるお湯が非常に熱い事・・やけどにしないように注意が必要です。


☆PLUGS AND SOCKETS~コンセント編~

日本とは違う型(BFタイプ)になり電圧も異なるので、日本の電化製品を使う場合はadapter=変換器(変圧器)が必要です。
そしてコンセントにもオン・オフのスイッチがついているのが特徴。日本では節電目的で導入されてきていますが、イギリスでは電気関連の事故を防ぐために、こまめにスイッチをオン・オフにするという習慣があるそうです。




☆AIRCONDITIONING~エアコン編~

エアコンはほとんどの家にはありません。。暑ければ、窓を開けるのみ。日本は左右にスライドする窓が多いですが、イギリスでは上下にスライドもしくはドアのように開閉式のものが一般的です。

(参照:BBC America, Anglophenia, 

 Confusing Things About British Homes - Anglophenia Ep 28)



そして日本とは違い、網戸が付いていないので、窓を開き過ぎないよう注意が必要です。虫が入ってくるのはもちろん、鳩が入ってきたりしたら困りますしね笑。


いかがでしたか?イギリスへ旅行・留学をされる方は是非参考にしてくださいね。
そして感電、熱湯にはくれぐれもご注意を!





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