Monday 1 May 2017

【英国文化のご紹介】

 イギリス料理はまずい?

 2005年当時のフランス大統領シラクが「飯のまずい国の人間は信用できないと発言したことが、イギリスのメディアで一斉に取り上げられました。作家のサマセット モームも「イギリスで美味しい食事を取るならば、3食朝食を食べるべき」と皮肉りました。トマト煮豆と揚げ物ばかりのメニューは平均的に本人の胃には答えるかと個人的には思えて仕方ないですけども。

 イングランドとスコットランドにしばらく住んで思ったのは、基本的に味が雑、大味な感じがすること。お肉や魚の素材はいいのに、本当に不思議です。
オックスフォード郊外でホームスティしていたとき、手料理を出していただいていました。いつも二時間かけてくださったのですが、野菜はいつも茹ですぎ、基本的にあまり味がしない。60代のお母さんが塩コショウをガガガとお皿一面にかけてくださり、どれも同じ味、なかなか辛いものがありました。大皿ドーン!ですごい量なのに、味はしない、カロリーはしっかりで太る。美味しいものを食べずに太るのは本当に納得いかない。
当時の心の支えはパブでいただく質素なパブランチ、フィッシュ&チップス。味付けはビネガー、ブラウンソース、塩だけながら、これは本当に美味しいです。

 現地のレストランシーンは百花繚乱、フランスやイタリア、インドに中華、花盛りで、確実に10年前よりは格段に良くなっています。が、あまりイングランド料理やスコットランド料理のコレ!というものには当たりません。

 しかし! デザートは美味しい。確かにフランスやベルギー、オーストリアにはかないませんが、簡単に作れて見栄えのするイートンメスやトライフルはこれからの季節、特にオススメです。

ックパッド「英国大使館のキッチン」。駐日英国大使公邸の総料理長、吉田龍貴の監修による英国料理の家庭用レシピが並び、「美味しいイギリス」を実際にためしてみるのに最適です。
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