Tuesday 13 June 2017

【各国ちょこっと紹介】イギリス・ウェールズ編


 今回はイギリス連邦の一つ、ウェールズ。ウェールズ語では、 Cymru [ˈkəm.rɨ] カムリと言います。

国旗
            


☆位置




ウェールズ(Wales)は白い部分、グレートブリテン島の南西に位置しています。


☆公用語 
 
ウェールズ語(Cymraeg:カムライグ)は、ケルトの言葉がルーツ。英語と並び公用語として、人口の19%にあたる約50万人によって話されています。ウェールズ語はヨーロッパ最古の言語の一つで、コーンウォール語とブルトン語と同じ語族に属すると言われています。ウェールズの地名・道路標識及び公文書は英語・ウェールズ語の併記がされ、ウェールズの小・中学校では必修科目としてウェールズ語教育が実施されています。

アルファベットは28文字、

a, b, c, ch, d, dd, e, f, ff, g, ng, h, i, l, ll, m, n, o, p, ph, r, rh, s, t, th, u, w, y

スコットランドやアイルランドの公用語、ゲール語とやはりよく似ています。


 スランヴァイルプールグウインゲルゴウゲールウクウィールンドロブウリスランダスイハオゴゴゴッ(ウェールズ語: Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwllllantysiliogogogoch [ˌɬanvairˌpuɬɡwɨ̞ŋˌɡɨ̞ɬɡoˌɡɛrəˌχwərnˌdrobuɬˌɬantɨ̞ˌsiljoˌɡoɡoˈɡoːχ] 
これ、ウェールズ北部のアングルシー島にある村で、世界で最も長い一語の地名です。スランヴァイルプールグウインゲルゴウゲールウクウィールンドロブウリスランダスイハオゴゴゴッ駅があり、これが世界で最も長い駅名。ちなみに、意味は「赤い洞窟の聖ティシリオ教会のそばの激しい渦巻きの近くの白いハシバミの森の泉のほとりにある聖マリア教会」。


☆イングランド併合
 1282年、ルウェリン・アプ・グリフィズがイングランド王エドワード1世に敗れてからは、ウェールズはイングランドに占領されその支配下に置かれ、今に至ります。ウェールズ人としてのアイデンティティは非常に強く、「ブリティッシュ」ではなく誇りを持って「ウェーリッシュ」と自分たちを呼びます。

☆ウェールズを象徴する動物
 赤い竜(あかいりゅう)、ウェールズ語で Y Ddraig Goch(IPA:[ə ðraiɡ ɡoːχ] ア・ズライグ・ゴーッホ)。
国旗の中に描かれています。


☆首都
 カーディフ

☆日本企業
 トヨタ(自動車)、ソニー、パナソニック(エレクトロニクス)、日立(原子力発電)

☆食文化

 注目されているのはチーズとビール!
海に面した国なので、もちろんシーフードも美味!
ウェールズの北西は醸造活動の中心地、天然水を求めて山肌を500フィートも掘り下げたこだわりのビールメーカーもあり、ビアフェスティバルも盛ん。
カーディフのGreat Welsh Beer and Cider FestivalやレクサムのNorth Wales Beer Festival、またMid Wales Beer Festivalはおすすめ。

ウェールズから輸出され、日本でも楽しめるビールはTiny Rebel Celt Experience  Wrexham Lager Brains。

ロンリー・プラネット社世界版「地球の歩き方」で、北ウェールズが、「2017年に世界の旅行者が訪れるべき旅行先 世界第4位」に選ばれました。


☆ウェールズへのアクセス





参照:
https://www.wales-japan.com/wales/
http://www.wales.com/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA

No comments:

Post a Comment